こんにちは!
本日はお絵かきについて紹介します。
子どものお絵かきにはさまざまな段階があります。
今回はいくつか紹介していきます♪
象徴期 (3~4才)
子どもはぐしゃぐしゃ描きをしているうちに、お話をするようになり、線のかたまりや円形らしき物を指して、「りんご」とか「お母さん」とかいうようになります。
それは大人からみれば、そのものの形といえるものではありません。
この時期の子どもの絵には、三角や四角や円らしきものが記号のように象徴的に表れます。
見たり聞いたりの経験の中で、偶然に思いついたことを象徴的に表すもので、最も自己中心的な時期です。
また、「何を描こうかなあ?」と考えてから描くのではなく、描いた後でその象徴的な形からある具体的な形を連想し意味付けします。
ですから「考えてから描く」のではなく、「描きながら考える」を繰り返しながら絵が展開していきます。
このお話を一緒に聞きながらお絵かきを見守ってあげる時間が子どもの自己肯定感を育み、とても安心する時間です。
この時期に「頭足人」という、頭から手足が描かれた人物が描かれることがあります。
この表現も世界中の子ども達に共通する表現です。
・子どもの絵における形の発生(錯画期から象徴期へ)
形の発生(ローエンフェルトの研究)子どもの絵において初めて形らしきものが描かれるのは3歳から4歳の頃です。その頃の子どもの絵の発達段階を象徴期と呼ばれています。
形とはいえ、象徴期のはじめの頃は、何を描くか決めてから描くのではなく、ぐしゃぐしゃ描きの中で偶然できた円形らしきものや、線のかたまりを指して「リンゴ」とか「ママ」とか言います。しだいに、何であるかを意識して描くようになります。
しかし、そこに表われる形は、本物とは似ても似つかず、大人が見るとやはり何を描いているのかわからないものがほとんどです。
これは「図形的符号」であり、「シェーマ(Schema)」と呼ばれています。この「図形的符号」は実物とは関連しないようなものから、物の主な特徴が簡略化(図式化)されている線の輪郭に至るまで色々あります。
こ
の時期に描かれる形が、いわゆる最初の「形」です。
ローエンフェルドは「形の発生」について後世にのこる興味深い実験を行いました。
子どもが描く「形」は、はたして何かを見て描いたものなのだろうか(視覚的経験)?
ローエンフェルドは、弱視の.子ども(ほとんど目の見えない子ども)と普通児とをグループに分け、描画および粘土で「形」をつくらせました。
子どもが目で見て物を描いているのであれば、弱視児と普通児では、その形が異なるはずです。ローエンフェルドの実験の結果は、これまでの常識をくつがえしました。
すなわち、普通児も弱視児も、全く同じ形を描いたり粘土でつくりあげたのです。
この時期の子どもは目で見て物を描いているわけではありません。
その形は視覚によるものだけではなく、子どもの内発的なものであり、肉体的な感覚であることを証明したのです。
「この時期(象徴期)の子どもは視覚的に見えているものを描画や造形において再現しているのではない」
この事実は幼児の美術教育の方法を根本的にくつがえしました。
「象徴期」の子どもたちへ「見て描かせる」という方法は、大人の価値観の押し付けに過ぎず、この時期の子どもの価値観において相応しくないということが明白になったのです。
「幼児はものを見て描いていない」
だから、絵を描くことに意味がないということではありません。この時期は「考えてから描く」のではなく、手を動かしその痕跡が残ることに興味を持ち、
偶然できた形を通して大人とコミュニケーションをとることが嬉しいのです。
意味のある形を描かせようとせず、お子様とのコミュニケーションをたくさん楽しんでください。
<芸術による教育の会による 芸術による教育のための どこでもアートなブログより引用>
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