ぽんてには
欲しい物を自分なりに工夫して作ってみたり
自分のやりたい事を見つけるのが上手だったり
説明段階では意味不明なのに
実際にやってみるととても面白い遊びを考案したり
思わず周囲の大人が「すごいね!」と
目を丸くさせられてしまうような事を考えたり、具現化する子がいます。
面白いもので
物作りであれば未だ形になっていないのに
遊びであれば未だ始めたばかりで大人は何が面白いのやらと「???」なのに
その「面白さ」を嗅ぎつけて
「僕も!私も!」と一緒に楽しんでくれる子どもたちもいます。
先日もこんなやり取りからまた新しい遊びが出来上がりました。
男児: ねぇ・・バトルしたいんだけど。
指導員: どんな?
男児: デュクシ。
指導員: は? それ、痛いんじゃないの?
男児: 痛くないようにデュクシするから面白いねん。
指導員: ま、ええけど・・(いいのか?)
男児: じゃあいくでー‼
瞬間、
デュクシ! デュクシ! と小気味良く
指導員の脇腹や背中に触れるか触れないかの感覚で突いてきます。
即座に反応した周囲の男子が「僕もやる!俺もやる!」と入ってきました。

デュクシ!
デュクシ!デュクシ‼
何故か指導員一人がターゲットです。
「あ、強いっ‼ 今の、強かったで。」
少しエキサイトしてくると
どうしてもキツくなりがちに。
あたりが強いと感じたら、トラブルになる前に
即座に一言入れるのも大事です。
「ごめん!」
いつもなら、「そんなキツくやってな~い」などと
とぼけたフリをするのがお決まりの子ども達ですが
面白くなってる最中に止められたくはないようで
素直に「ごめん」の言葉が出てくるばかりか
即座に力の加減の改善を図ってくれます。
相手に触れるか触れないか
いつもの「バシバシ」ではなく
「チョン・ツン」のタッチがいかに軽く調節出来るか
みんな必死です。
逃げながら デュクシ!
追いかけながら デュクシ!
デュクシ!
デュクシ!デュクシ‼
なんと!
苦手な子が多い、「強弱調節」を自ら楽しんで行ってくれています。
それも満面の笑顔で。
こんなにも良い遊びがあったなんて
それに気付いてくれるなんて
なんて素敵な子ども達✨
デュクシにこんな効果があったなんて知らなかったよ・・・
おそるべし、デュクシ!
でも、きっと、お家でやったらお母さんに鬱陶しがられるんだろうな。
(意外とお父さんは乗ってくるかもな・・・)
されど‼
侮るなかれ、デュクシ!
あぁ、ほんと
とってもいい運動になりました。
みんな、楽しかったね。

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