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デュクシ‼

執筆者の写真: KidsLaboぽんてKidsLaboぽんて

更新日:2024年6月28日

ぽんてには

欲しい物を自分なりに工夫して作ってみたり

自分のやりたい事を見つけるのが上手だったり

説明段階では意味不明なのに

実際にやってみるととても面白い遊びを考案したり

思わず周囲の大人が「すごいね!」と

目を丸くさせられてしまうような事を考えたり、具現化する子がいます。


面白いもので

物作りであれば未だ形になっていないのに

遊びであれば未だ始めたばかりで大人は何が面白いのやらと「???」なのに

その「面白さ」を嗅ぎつけて

「僕も!私も!」と一緒に楽しんでくれる子どもたちもいます。


先日もこんなやり取りからまた新しい遊びが出来上がりました。



男児: ねぇ・・バトルしたいんだけど。


指導員: どんな?


男児: デュクシ。


指導員: は? それ、痛いんじゃないの?


男児: 痛くないようにデュクシするから面白いねん。 


指導員: ま、ええけど・・(いいのか?)


男児: じゃあいくでー‼



瞬間、

デュクシ! デュクシ! と小気味良く

指導員の脇腹や背中に触れるか触れないかの感覚で突いてきます。


即座に反応した周囲の男子が「僕もやる!俺もやる!」と入ってきました。



デュクシ!

デュクシ!デュクシ‼


何故か指導員一人がターゲットです。


「あ、強いっ‼ 今の、強かったで。」


少しエキサイトしてくると

どうしてもキツくなりがちに。


あたりが強いと感じたら、トラブルになる前に

即座に一言入れるのも大事です。



「ごめん!」


いつもなら、「そんなキツくやってな~い」などと

とぼけたフリをするのがお決まりの子ども達ですが

面白くなってる最中に止められたくはないようで

素直に「ごめん」の言葉が出てくるばかりか

即座に力の加減の改善を図ってくれます。


相手に触れるか触れないか

いつもの「バシバシ」ではなく

「チョン・ツン」のタッチがいかに軽く調節出来るか

みんな必死です。



逃げながら デュクシ!


追いかけながら デュクシ!


デュクシ! 

デュクシ!デュクシ‼



なんと! 


苦手な子が多い、「強弱調節」を自ら楽しんで行ってくれています。

それも満面の笑顔で。



こんなにも良い遊びがあったなんて

それに気付いてくれるなんて

なんて素敵な子ども達✨


デュクシにこんな効果があったなんて知らなかったよ・・・


おそるべし、デュクシ!


でも、きっと、お家でやったらお母さんに鬱陶しがられるんだろうな。

(意外とお父さんは乗ってくるかもな・・・)


されど‼


侮るなかれ、デュクシ!



あぁ、ほんと

とってもいい運動になりました。


みんな、楽しかったね。



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